トレチノインって知ってる?

今話題の美容成分・トレチノインって知ってる?女性なら誰しもが憧れるキレイな肌になるための美容成分で、シミ・くすみ・そばかすなどを除去するビタミンA誘導体の一種です。この成分は色々な美白系スキンケア商品に採用されています。

ロシュ社によるトレチノイン成分開発の経緯

トレチノインは、最近では美白目的やニキビをなおす目的で、美容のために使われている印象が多いですが、もともとはスイスにあるロシュ社が1960年代開発したお薬です。
なんと劇薬にもしていされているほど強いお薬なので、厳格に配合される濃度も決められています。
アメリカのFDAでは美容皮膚科クリニックでも美肌治療目的で使用できるように認可が下りているので違法な薬物などとはまったくちがいますが、動物実験では催奇性が確認されていることからも分かる通り、気軽に扱ってはいけないお薬でもありますのでこれから妊娠を希望している人や妊娠している人は、健康な赤ちゃんを産むためにもトレチノインを使用しないことがたいせつです。
スイスのロシュ社とは、美容の専門会社でもスキンケア化粧品を開発している会社でもなく、ほとんど開発したお薬というのは難病治療に使われるものなど少数しか作らない特殊なお薬が主でした。
そしてアメリカでは最初肥満を改善するためのお薬として認可が下りたのがトレチノインです。
東大式トレチノイン療法をするときにトレチノインとともに使われるハイドロキノンも強い成分で、日本でもやっと認可はされましたが、低濃度での使用がまずはすすめられるお薬です。
2パーセント以下などというとかなり少ないイメージかもしれませんが、これくらいから使用をはじめないとお肌にはかぶれが起こったり発疹が起こったりと副作用も強いので慎重な使用が求められます。
4パーセント以上になると、一般の市場では売ることができませんし、医師の診察のもとで使わなければシミを直すはずがシミができてしまうこともあるので、あせって量を多く使いすぎないようにしましょう。

トレチノインによる治療効果と注意点について

トレチノインは「若返りの薬」と言われるほど、シミやシワの改善などのアンチエイジング効果に優れています。
トレチノインの特徴は、肌の新陳代謝を促すことにあります。
肌の新陳代謝の周期は、28日~56日と言われています。
トレチノインを塗ることにより肌の肌の新陳代謝の周期が短くなるため、シミの原因になるメラニンなどが沈着した細胞が肌からはがれやすくなり、シミの改善につながります。
また、トレチノインは肌のハリなどを保つために必要なコラーゲンやヒアルロン酸の生成を活発にさせる作用があるため、加齢によってコラーゲンやヒアルロン酸が減ってしまうことでできるシワの改善にも効果があると言われています。
トレチノインを利用するときには、肌が敏感になってしまいます。
炎症を起こして肌が赤くなり、さらにぽろぽろと肌が剥けていきます。
何か予定があるときには、使用をしないようにする方が良いでしょう。
また、トレチノインを利用している間は肌が紫外線の影響を受けやすい状態になっていて、紫外線にあたってしまうとシミの治療をしているのにも拘わらず、色素沈着を起こしてしまうと言われています。そのため、毎日しっかりと紫外線ケアをすることを忘れないようにしましょう。
使用する日焼け止めやファンデーションは、紫外線吸収剤の入っていないものを利用します。
また、乾燥しやすくなっているため、高保湿効果のある化粧水でしっかりと水分を補給するようにしましょう。
トレチノイン治療を行うのは、紫外線の強い時期を避けた方が無難かもしれません。
また、肌が敏感になっているため、クレンジング剤や洗顔料は肌に刺激を与えない、優しいものを利用するようにします。

トレチノインによってシミそばかすを治療する原理

大多数のシミは、表皮の一番深い層である基底層にメラニン色素が沈着することで生まれます。
この層にはメラノサイトと呼ばれるメラニンを作る細胞があり、紫外線を受けることによってメラニン色素が排出され、日焼けした後に表皮のどこかで定着します。
ソバカスはメラノサイトの細胞そのものが日焼けによって変質してできるもので、紫外線を浴び続けることで色が濃くなったり、数が増えたりします。
この表皮は4つの層で出来ていて、時間をかけて徐々に表面に押し上げられていき、やがて古い角質となった後は垢となって皮膚から剥がれ落ちていきます。
この表皮の細胞のサイクルを皮膚のターンオーバーと呼び、約4週間かけて新しい皮膚へと作り替えられます。
しかし肌の新陳代謝が活発であれば、肌のサイクルで正しく角質とともにメラニン色素も排出されますが、過剰に紫外線を浴びた肌や新陳代謝が鈍っている状態だとうまく排出されないことがあります。
ここで使用されるトレチノインは、表皮の細胞を活発化させ基底層を増殖させることで、本来4週間かかるとされる肌のサイクルを促進させ、古い細胞をどんどん押し上げていきます。
新陳代謝が鈍った肌を押し上げて新しい健康な肌を作り、さらにその健康な肌も押し上げることによって、基底層に定着しているソバカスの原因であるメラノサイトやメラニン色素も、古い細胞とともに外に出る結果となります。
トレチノインで早めた肌のサイクルは約2週間ほどと言われており、健康な肌であれば1回目の2週間、上手くいかないときは2回目の4週間でシミやソバカスを押し出すとされています。
しかしトレチノイン単体では、新しくできたメラノサイトからシミやソバカスが再び生まれる可能性があるため、メラノサイトの生成を抑制するハイドロキノンとの併用が必要とされています。

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